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薄くて透明なガラスのおかげで、我が家のベランダは気持ちの良い場所になっています。旦那や子どもだけでなく、飼っている猫までお気に入りの場所にしているようですから、本当に気持ちが良いのでしょう。

わたしは趣味でガラス工芸の習い事をしているのですが、そこの講師の先生が面白い話をしてくれました。実はガラスが薄くて大きくて透明なものになったのは、かなり最近のことなのだそうです。昔はガラスというのは金属のようなもので、実際、装飾品としての意味合いが強かったようです。それを引き伸ばして平らに成形し、板ガラスとして利用するようになったのですが、なかなか均一に平らなものを作ることはできませんでした。板ガラスはデコボコで、しかも透明ではなかったのでしょう。
これが技術革新によって一変します。難しいことはわかりませんが、たらいに水を張るように、ガラスを金属の上に「浮かべる」ことで、平らで大きなガラスが作れるようになったのでした。この方法を生み出すのには大変な苦労があったそうです。

そんな過去の偉人のおかげで、我が家のベランダは快適空間になっているのですが、最近困ったことが起きました。ガラスが立て続けに二度割れてしまったのです。一度目は、子供が遊んでいたときに投げた玩具がぶつかって、大きなヒビが入りました。幸い怪我はなかったのですが、すぐに取り替えなければなりませんでした。窓ガラスのそばでは遊ばないことをきつく言いつけた矢先、今度は夫が酔ってつまづいた拍子に、手に持っていたハンガーで強くガラスをたたいてしまいました。割れたガラス片で夫は5針を縫う大怪我をしたのです。

二度も事故が続いたことと、自己責任とはいえ夫が怪我したことで、私はガラスを通常のものから強化ガラスの変更することにしました。選んだのは複層ガラスで、間にフィルムを挟んだものです。省エネ効果もあるそうですから多少の出費は仕方ないと考えています。